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原油先物まちまち、米メキシコ湾の生産停滞とドル高が綱引き

2022年09月28日(水)10時18分

アジア時間の原油先物はまちまち。ハリケーンの接近による米石油生産の停滞が相場を支援している一方、米原油在庫の増加やドル高が重しになっている。写真は、米テキサス州の戦略原油備蓄基地の様子。2016年6月9日に撮影。(2022年 ロイター/Richard Carson)

[28日 ロイター] - アジア時間の原油先物はまちまち。ハリケーンの接近による米石油生産の停滞が相場を支援している一方、米原油在庫の増加やドル高が重しになっている。

北海ブレント先物は0022GMT(日本時間午前9時22分)時点で0.04ドル安の1バレル=86.23ドル。米WTI先物は0.22ドル高の78.03ドル。

ハリケーン「イアン」は27日にメキシコ湾に到達し、5段階のうち上から2番目の「カテゴリー4」に発達すると予想されている。同湾の生産プラットフォームの一部はハリケーンの到来を前に操業を停止し、作業員が退避したが既に復帰しつつある。

安全環境執行局(BSEE)によると、メキシコ湾の石油生産量の11%に当たる日量約19万バレル分の操業が停止。天然ガスは約9%に当たる日量1億8400万立方フィート分がストップした。

米メキシコ湾の石油・ガス生産がハリケーンの影響を受けたのは今年初めて。

一方、米ドルは約20年ぶりの高値水準を維持。原油はドルの値動きと逆相関になりやすい。

米国石油協会(API)の統計を引用した市場関係者によると、9月23日までの週で米国の原油在庫は約420万バレル増加した。ガソリン在庫は約100万バレル減となった。

ロイター
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