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JERA、ベトナムの再エネ大手に35.1%出資 約150億円
8月16日、JERA(東京都中央区)は、子会社を通じてベトナムの大手再生可能エネルギー発電事業者であるザライ電力合弁会社の発行済み株式の約35.1%を取得すると発表した。都内のJERAのオフィスで2017年7月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
[東京 16日 ロイター] - JERA(東京都中央区)は16日、子会社を通じて、ベトナムの大手再生可能エネルギー発電事業者であるザライ電力合弁会社の発行済み株式の約35.1%を取得すると発表した。取得価格は約150億円。
JERAの沖俊博・再生可能エネルギー事業部長は会見で「エネルギーの安定供給と脱炭素化に貢献できる。ベトナムでの成長をJERAの成長に取り込むことができる」と出資の理由を説明した。将来的には、ザライ電力との再生可能エネルギープロジェクトの共同開発なども検討する。
JERAは25年に再⽣可能エネルギーの持分出⼒500万キロワットという目標がある。現在は178万キロワット。今回の出資で19万キロワットが加わることになる。
株式はInternational Finance Corporation、Armstrong Asset Managementの2社から買い取る。株式取得は10―11月頃を見込んでいる。35.1%という出資比率については「重要な議決権への拒否権確保のため」としている。
ザライ電力は大手コングロマリットTTCグループの関係会社。水力・太陽光・風力を中心に、建設中を含め約60万キロワットの発電所を保有・運営している。太陽光や風力を中心に開発を進め、2025年までに170万キロワットまで発電資産を拡大する計画。
JERAは、東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資す発電会社。