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NYタイムズがBofAに助言依頼、役員人事介入を警戒=関係筋

米新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、同社の株式を7%近く保有していると開示した投資会社バリューアクト・キャピタル・マネジメントが取締役会人事に介入する可能性があるため、金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)と法律事務所シドリーオースティンに助言を求めている。複数の関係筋が明らかにした。写真はマンハッタンのNYTビルで2020年8月撮影(2022年 ロイター/Shannon Stapleton)
[12日 ロイター] - 米新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、同社の株式を7%近く保有していると開示した投資会社バリューアクト・キャピタル・マネジメントが取締役会人事に介入する可能性があるため、金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)と法律事務所シドリーオースティンに助言を求めている。複数の関係筋が明らかにした。
バリューアクトは11日、NYTの株式6.7%を取得したことを明らかにした。当局への届け出で分かった。
オックス・サルツバーガー一族は、NYT取締役13人のうち9人を任命できる二重株主構造を通じて同社を支配。バリューアクトは株主投票で残り4つの取締役ポストのうち1つを巡ってNYTに対抗する余地がある。NYTはこの可能性に備えて、銀行や弁護士の協力を仰いでいるという。
NYT、バリューアクト、シドリー、BofAはいずれもコメントを拒否するか、連絡がつかない状態となっている。