最新記事
イラン

オフィスで勤務中の女性が「突然の爆風」で吹き飛ばされる恐怖の瞬間...イラン港湾「大規模爆発」の衝撃映像

Satellite Images Show Massive Blaze After Devastating Iran Blast

2025年4月30日(水)20時05分
アミール・ダフタリ
バンダルアバスの爆発現場

爆発から24時間以上経過も黒煙が立ち上り続ける現場(4月28日、ホルモズガーン州バンダルアバス) ©Iranian Presidency via ZUMA Press Wire via Reuters Connect

<港湾都市バンダルアバスのシャヒード・ラジャイ港で起きた爆発の衝撃と音は約50キロ先まで伝わったとの報道も>

イラン南部の港湾都市バンダルアバスで4月26日に発生した大規模な爆発により、少なくとも70人の死者と1200人以上の負傷者が出ている。

【動画】吹き飛ばされ、机に叩き付けられる衝撃シーン...女性職員を「突然の爆風」が襲う恐怖の瞬間

同市はホルムズ海峡に面した主要な商業港として栄えており、世界の原油の約5分の1がこの海峡を通って輸送される。今回の爆発は、長らく非難されてきたイランの核開発計画を巡ってイランとアメリカが協議を再開し、緊張が高まっているさなかに発生した。

イランの最高指導者アリ・ハメネイは哀悼の意を示すとともに、「過失や故意の行為がなかったかを徹底的に調査すべきだ」と呼び掛けた。

イラン保健・医療・医科教育省は近隣住民に対し、有害な煙が発生し、大気質が悪化しているため、屋内にとどまり、マスクを着用するよう要請している。今回の爆発は、2020年にレバノン・ベイルートで発生した壊滅的な爆発事故と比較される事態となっている。

イランの国営メディアによれば、シャヒード・ラジャイ港の危険物貯蔵施設で火災が発生し、その後、緊急対応にあたる当局者が複数のコンテナが爆発するのを確認したという。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米中貿易枠組み合意、軍事用レアアース問題が未解決=

ワールド

独仏英、イランに核開発巡る協議を提案 中東の緊張緩

ワールド

イスラエルとイランの応酬続く、トランプ氏「紛争終結

ワールド

英、中東に戦闘機を移動 地域の安全保障支援へ=スタ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:非婚化する世界
特集:非婚化する世界
2025年6月17日号(6/10発売)

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高にかっこいい」とネット絶賛 どんなヘアスタイルに?
  • 2
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 3
    サイコパスの顔ほど「魅力的に見える」?...騙されずに「信頼できない人」を見抜く方法
  • 4
    林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう…
  • 5
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 6
    構想40年「コッポラの暴走」と話題沸騰...映画『メガ…
  • 7
    逃げて!背後に写り込む「捕食者の目」...可愛いウサ…
  • 8
    「結婚は人生の終着点」...欧米にも広がる非婚化の波…
  • 9
    4年間SNSをやめて気づいた「心を失う人」と「回復で…
  • 10
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタらが乗ったガザ支援船をイスラエルが拿捕
  • 4
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 5
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 6
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 7
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 8
    脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 9
    ファスティングをすると、なぜ空腹を感じなくなるの…
  • 10
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中