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NY外為市場=米指標好調でドル上昇、ユーロはインフレ懸念が重し

2022年06月02日(木)06時02分

6月1日、ニューヨーク外為市場では、好調な米経済指標を受け、ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ圏ではインフレ率が過去最高となったことで成長見通しに対する懸念が出ており、ユーロ相場の重しになっている。写真は2018年8月撮影(2022年 ロイター/Marcos Brindicci)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、好調な米経済指標を受け、ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ圏ではインフレ率が過去最高となったことで成長見通しに対する懸念が出ており、ユーロ相場の重しになっている。

終盤の取引でドルは対ユーロで約0.8%高。

この日発表の米経済指標では、米供給管理協会(ISM)の5月の製造業景気指数が56.1と、4月の55.4から上昇。労働省の4月の雇用動態調査(JOLTS)では、求人件数が減少したものの、レイオフ・解雇件数は過去最低となり、労働市場が引き続き引き締まった状態にあることが改めて示された。

キャピタル・エコノミクスのシニアエコノミスト、マイケル・ピアース氏は「求人件数と離職率はなお歴史的な水準にあるものの、最も深刻な影響を受けていた分野で労働力不足が解消しつつある兆候が出ている」と指摘。景気後退に陥らなければ労働市場は正常化しないという考えの否定につながるとの見方を示した。

ユーロ圏では、欧州連合(EU)統計局が前日に発表した5月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が前年同月比8.1%上昇し、再び過去最高を更新。米経済指標が好調だったことで、ユーロに対する圧力が高まった。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「米国債利回りの上昇に加え、世界的なインフレを受けた安全買いなどを背景に、メモリアルデーの3連休以降ドルは上向いている」と述べた。

豪ドルは0.2%高。オーストラリアの第1・四半期の実質国内総生産(GDP)は前年比3.3%増と、前期の4.2%から伸びが鈍化した。輸入の急増や悪天候が響いた。

カナダドルは対米ドルで約6週間ぶりの高値を更新。カナダ銀行(BOC、中央銀行)は政策金利である翌日物金利の誘導目標を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.5%にすると発表。インフレを目標水準に戻すために「必要に応じて一段と力強く」対応する用意があると表明した。

英ポンドは0.89%安。成長見通し悪化に対する懸念が重しになっている。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは5.2%安の3万0126.36ドル。5営業日ぶりに低下した。

ドル/円 NY終値 130.11/130.14

始値 129.42

高値 130.18

安値 129.22

ユーロ/ドル NY終値 1.0646/1.0650

始値 1.0715

高値 1.0730

安値 1.0628

ロイター
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