ニュース速報

ビジネス

米大統領、ウォルマートやUPS首脳と会談 供給問題で

2021年11月10日(水)13時15分

 11月9日、バイデン米大統領は、小売り大手ウォルマート、ターゲット、貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、フェデックスの最高経営責任者(CEO)と会談し、配送の迅速化や商品値下げなどについて協議した。ホワイトハウスで6日撮影(2021年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 9日 ロイター] - バイデン米大統領は9日、小売り大手ウォルマート、ターゲット、貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、フェデックスの最高経営責任者(CEO)と会談し、商品配送の迅速化や値下げなどについて協議した。

バイデン氏はツイッターに投稿した動画で、サプライチェーン(供給網)の制約やその影響を巡る国民の懸念に理解を表明。会議でCEOらが、今後数週間のうちに国民が望む商品を入手できることに自信を示したと述べた。

バイデン氏は、物価上昇を巡り政治的圧力に直面しており、輸送のボトルネック解消や半導体不足の緩和、長期的なインフレ抑制につながると期待される歳出法案の可決に向けて取り組んでいる。

ターゲットは発表文書で「ブライアン・コーネルCEOは、このホリデーシーズンに顧客に素晴らしい買い物体験を提供する用意があると表明した」と説明。在庫は昨年の水準を大きく上回っており、夜間により多くのコンテナの処理を進めているとした。

大統領との会談に関してその他の企業からのコメントは現時点で得られていない。

年末商戦期を前に労働力不足や製品不足を巡る懸念が高まっている。

米政権当局者は9日、国内の港での未処理を解消するため、先週議会を通過した1兆ドル規模のインフラ投資法案の一部条項を早急に適用すべく取り組んでいると明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ナワリヌイ氏殺害、プーチン氏は命じず 米当局分析=

ビジネス

アングル:最高値のビットコイン、環境負荷論争も白熱

ビジネス

決算に厳しい目、FOMCは無風か=今週の米株式市場

ビジネス

中国工業部門企業利益、1─3月は4.3%増に鈍化 
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われた、史上初の「ドッグファイト」動画を米軍が公開

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    目の前の子の「お尻」に...! 真剣なバレエの練習中…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    美女モデルの人魚姫風「貝殻ドレス」、お腹の部分に…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    「気持ち悪い」「恥ずかしい...」ジェニファー・ロペ…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 7

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 8

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中