ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル小幅安、FOMC控え ビットコイン5週間ぶり高値

2021年07月27日(火)06時10分

ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し小幅安。27─28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、ポジションを調整する動きが出た。写真は2019年3月撮影(2021年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し小幅安。27─28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、ポジションを調整する動きが出た。

終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.261%安の92.654。依然、先週記録した3カ月半ぶり高値の93.194からさほど遠くない水準にある。

ユーロ/ドルは0.27%高の1.1800ドル。7月の独IFO業況指数が前月から低下し、市場予想を下回ったものの、ユーロ安ドル高の展開にはならなかった。

エクスチェンジ・バンク・オブ・カナダの為替戦略主任、エリック・ブレガー氏はユーロ/ドルの動きについて、前回のFOMC以降積み上がっていたユーロショートを解消する動きが出たと指摘。今週のFOMCが「取引を一部手じまう新たな理由となる可能性がある」と述べた。

バンク・オブ・アメリカのアナリストはノートで「米連邦準備理事会(FRB)は今回のFOMCで、量的緩和の縮小(テーパリング)の下地を整える見通しで、米国の金融政策の乖離が確認されるだろう」と述べた。

円は対ドルで最大0.4%上昇し、110.11円。

ポンドはドルとユーロに対し上昇。英国の新型コロナウイルス感染者数の減少が好感された。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは約13%急伸。4万ドルを超え、約5週間ぶりの高値を付けた。イーサも8.55%高の2381.52。米アマゾン・ドット・コムが年末までにビットコインでの支払いを受け付け始めるという週末の報道が材料視された。

ドル/円 NY終値 110.34/110.37

始値 110.29

高値 110.42

安値 110.17

ユーロ/ドル NY終値 1.1799/1.1803

始値 1.1790

高値 1.1817

安値 1.1780

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

「トランプ氏と喜んで討議」、バイデン氏が討論会に意

ワールド

国際刑事裁の決定、イスラエルの行動に影響せず=ネタ

ワールド

ロシア中銀、金利16%に据え置き インフレ率は年内

ワールド

FRBの独立性弱める計画、トランプ氏側近らが策定=
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 3

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 4

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 5

    アカデミー賞監督の「英語スピーチ格差」を考える

  • 6

    大谷選手は被害者だけど「失格」...日本人の弱点は「…

  • 7

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    「性的」批判を一蹴 ローリング・ストーンズMVで妖…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈する動画...「吹き飛ばされた」と遺族(ロシア報道)

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中