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米TI、売上高見通しが市場予想下回る 供給懸念で株価下落

7月21日、米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)は第3・四半期の売上高が44億─47億6000万ドルになるとの見通しを示した。市場予想を若干下回るもので、供給網の阻害などで販売が圧迫されるとの懸念が出ている。写真は2018年4月、米カリフォルニア州で撮影(2021年’ ロイター/Mike Blake
[21日 ロイター] - 米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)は21日、第3・四半期の売上高が44億─47億6000万ドルになるとの見通しを示した。市場予想を若干下回るもので、世界的な半導体不足の中で同社が需要に対応できるのか懸念が出ている。
リフィニティブがまとめたアナリスト予想の中央値は45億9000万ドル。時間外取引で株価は一時5%近く下落した。
エドワード・ジョーンズのアナリスト、ローガン・パーク氏は「需要は引き続き非常に強いというのが一般的な見方で、多くの投資家は向こう数四半期にわたり平均を上回る売上高を見込んでいる」とし、「TIの見通しはそうした見方に明らかに逆行する」と述べた。
同時に発表した第2・四半期決算は、売上高が45億8000万ドルと、前年同期の32億4000万ドルから41%増加。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均は43億5000万ドルだった。
1株利益は2.05ドルで、アナリスト予想の1.83ドルを上回った。