ニュース速報

ビジネス

米TI、売上高見通しが市場予想下回る 供給懸念で株価下落

2021年07月22日(木)10時54分

7月21日、米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)は第3・四半期の売上高が44億─47億6000万ドルになるとの見通しを示した。市場予想を若干下回るもので、供給網の阻害などで販売が圧迫されるとの懸念が出ている。写真は2018年4月、米カリフォルニア州で撮影(2021年’ ロイター/Mike Blake

[21日 ロイター] - 米半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)は21日、第3・四半期の売上高が44億─47億6000万ドルになるとの見通しを示した。市場予想を若干下回るもので、世界的な半導体不足の中で同社が需要に対応できるのか懸念が出ている。

リフィニティブがまとめたアナリスト予想の中央値は45億9000万ドル。時間外取引で株価は一時5%近く下落した。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、ローガン・パーク氏は「需要は引き続き非常に強いというのが一般的な見方で、多くの投資家は向こう数四半期にわたり平均を上回る売上高を見込んでいる」とし、「TIの見通しはそうした見方に明らかに逆行する」と述べた。

同時に発表した第2・四半期決算は、売上高が45億8000万ドルと、前年同期の32億4000万ドルから41%増加。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均は43億5000万ドルだった。

1株利益は2.05ドルで、アナリスト予想の1.83ドルを上回った。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

新潟県知事、柏崎刈羽原発の再稼働を条件付きで容認 

ビジネス

独総合PMI、11月速報値は52.1 2カ月ぶり低

ワールド

EU、域内貿易でトランプ関税に対応可能=ラガルドE

ワールド

化石燃料からの移行、COP30合意文書から削除 国
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 4
    中国の新空母「福建」の力は如何ほどか? 空母3隻体…
  • 5
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 6
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 9
    幻の古代都市「7つの峡谷の町」...草原の遺跡から見…
  • 10
    EUがロシアの凍結資産を使わない理由――ウクライナ勝…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中