ニュース速報

ビジネス

自動車用半導体不足に特化した予算措置を、米業界が議会に要請

2021年05月10日(月)11時11分

 5月7日、米自動車業界の2つの団体と全米自動車労組(UAW)は米議会に、国内の半導体生産の拡大に向けた経済支援について、減産を強いられている自動車業界向けの半導体に対象を限定した予算措置を含めるよう求めた。ニューヨークで行われたメーデーのイベントで1日撮影(2021年 ロイター/Andrew Kelly)

[ワシントン 7日 ロイター] - 米自動車業界の2つの団体と全米自動車労組(UAW)は7日、米議会宛てに共同で書簡を送り、国内の半導体生産の拡大に向けた経済支援について、減産を強いられている自動車業界向けの半導体に対象を限定した予算措置を含めるよう求めた。

米自動車貿易政策評議会(AAPC)、米国自動車部品工業会(MEMA)およびUAWは声明で、議会は「米国での自動車組み立てに必要な半導体の生産を優先させるべきだ。そうすることで、自動車メーカーが消費者需要に応じるために必要な半導体の公正な取り分を確保できるようになる」と訴えた。

ハイテク製品など他の業界は半導体不足に関し、バイデン政権に対策の予算措置で「勝者と敗者」を生み出したり、条件を設けないよう繰り返し求めている。

米労働省労働統計局(BLS)によると、米自動車・自動車部品業界では4月に2万7000人の職が失われた。レモンド商務長官は7日、MSNBCに対し、4月の雇用統計には自動車業界の半導体不足問題が反映されたとの見方を示した。

ロイターが確認した書簡では、米自動車業界は半導体不足が原因で33万以上の生産部隊を失ったと推計している。

バイデン大統領は国内の半導体生産の拡大に向け、500億ドルの経済支援を提案している。

書簡は「生産能力の一部を自動車用半導体の生産に特化する方針の生産設備に限定した予算手当て」を含めるよう求めた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドルが対円で急落、一時約2円安の15

ワールド

アフガン作戦巡るトランプ氏発言に反発 欧州同盟国、

ワールド

伊首相、トランプ氏「平和評議会」規約修正求める 憲

ワールド

独首相、トランプ氏「平和評議会」に慎重姿勢 構造に
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な一部」ではないと指摘
  • 3
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味を帯びる「超高齢化」による「中国社会崩壊」
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    コンビニで働く外国人は「超優秀」...他国と比べて優…
  • 8
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 9
    宇宙人の存在「開示」がもたらす金融黙示録──英中銀…
  • 10
    湿疹がずっと直らなかった女性、病院で告げられた「…
  • 1
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 2
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 3
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な一部」ではないと指摘
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中