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米労働生産性、第4四半期は40年ぶりの大幅低下
2021年03月05日(金)00時03分
[ワシントン 4日 ロイター] - 米労働省が4日に発表した2020年第4・四半期の非農業部門の労働生産性(改定値)は年率換算で前期比4.2%低下した。速報値の4.8%低下からは上方改定されたものの、1981年第2・四半期以来、約40年ぶりの大幅な落ち込みとなった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は4.7%低下だった。前年同期比では2.4%上昇。速報値の2.5%上昇から改定された。
エコノミストは、新型コロナウイルス感染拡大で生産性が低い傾向がある娯楽や接客産業などの職業が多く失われたことが背景にあるとの見方を示している。
労働時間は10.1%増と、速報値の10.7%増から改定された。
単位労働コストは6.0%上昇。速報値は6.8%上昇だった。前年同期比では4.2%上昇。速報値は5.2%上昇だった。コロナ禍で低賃金の職業が不釣り合いに大きな痛手を受けていることで、単位労働コストにも影響が出ている。
時間当たりの労働報酬は1.5%増。速報値は1.7%増だった。前年同期比では6.7%増。速報値は7.8%増だった。
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