ニュース速報

ビジネス

ボルボ、2030年までに全新車を電動化へ

2021年03月02日(火)15時02分

 3月2日、スウェーデンの自動車大手ボルボ・カーは、2030年までに全ての新型車を電動化する計画を発表した。写真はウイーンで2017年5月撮影(2021年 ロイター/Heinz-Peter Bader)

[ロンドン 2日 ロイター] - スウェーデンの自動車大手ボルボ・カーは2日、2030年までに全ての新型車を電動化する計画を発表した。自動車業界では、同時期までにガソリンやディーゼルエンジンの車両を段階的に廃止する目標を掲げるメーカーが相次いでいる。

ボルボのホーカン・サミュエルソン最高経営責任者(CEO)は記者団に「ガソリン・エンジンを使い続けたいと真に思う顧客はいなくなると完全に確信している」と説明。「電気自動車が顧客にとってより魅力的だと確信している」と続けた。

2025年までに世界で販売される新車の半分を完全EVにし、残る半分をハイブリッド車にする目標を掲げた。

ボルボは中国の浙江吉利控股集団の傘下に置かれている。数年内にEVの新ブランドを立ち上げ、全てオンラインで販売する計画も明らかにした。同社は完全EV第2弾となる「C40」を同日に発表する予定。

サミュエルソン氏は、新たなEVモデルでは無線通信による車両ソフトの更新や修理を行うと説明。この仕組みは米テスラが先行している。

同社はまた、車種ラインアップの複雑な部分を「劇的に減らし」て顧客に透明性のある価格を提供するために、オンライン販売網に多額の投資を行うと表明。

世界の2400カ所に展開している従来型の販売店も車両の点検や顧客がオンライン注文するのを助けるために営業を継続する。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米中関係の「マイナス要因」なお蓄積と中国外相、米国

ビジネス

デンソーの今期営業益予想87%増、政策保有株は全株

ワールド

トランプ氏、大学生のガザ攻撃反対は「とてつもないヘ

ビジネス

米メルク、通期業績予想を上方修正 抗がん剤キイト
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 3

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 4

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP…

  • 5

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 6

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 7

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 10

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 7

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 8

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中