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米オラクル、本社をシリコンバレーからテキサス州に移転
米ソフトウエア大手のオラクルは12月11日、本社をカリフォルニア州レッドウッドシティからテキサス州オースティンに移転する方針を公表した。2018年6月、カリフォルニア州で撮影(2020年 ロイター/Mike Blake)
[11日 ロイター] - 米ソフトウエア大手のオラクルは11日、本社をカリフォルニア州レッドウッドシティからテキサス州オースティンに移転する方針を公表した。
新型コロナウイルス感染拡大で遠隔業務へのシフトが広がり、カリフォルニア州での運用コストの高さや高額な税を考慮し、企業がシリコンバレーを離れる動きが相次いでいる。
オラクルは監督当局への報告で、従業員は所属オフィスの場所や、勤務時間の一部か全部を在宅勤務にすることが選択できるとした。
同社は「この措置により、オラクルの成長にとって最良の環境が作られるとともに、従業員の働く場所や働き方に一段の柔軟性を提供できる」と説明した。
同社は2018年、クラウドビジネスの需要増に対応するため、1万人の従業員を受け入れる拠点をオースティンに開設している。
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)も今月、本社をカリフォルニア州からテキサス州に移転すると発表。8月にはデータ解析会社、パランティア・テクノロジーズが、カリフォルニア州パロアルトからコロラド州デンバーに拠点を移している。
さらに今週、電気自動車(EV)メーカーのテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)も、個人所得税が全米で最も高いカリフォルニア州からテキサス州に転居したと明らかにした。