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S&P、IHSマークイットを440億ドルで買収 今年最大の案件

2020年12月01日(火)00時45分

米格付け会社のS&Pグローバルが、英調査会社IHSマークイットを440億ドルで買収することが分かった。ロンドンにあるS&Pグローバルのオフィス。3月撮影(2020年 ロイター/Kevin Coomb)

[30日 ロイター] - 米格付け会社のS&Pグローバルが、英調査会社IHSマークイットを440億ドルで買収することが分かった。今年最大の買収案件になる。買収は株式交換を通じて行い、来年後半の手続き完了を目指す。

IHS株1株に対しS&P株0.2838株を交換する。案件には48億ドルの債務も含まれる。S&P株主は新会社の67.75%を保有。残りはIHS株主が保有する。新会社のトップにはS&Pのピーターソン最高経営責任者(CEO)が就任。IHSのウグラCEOは手続き完了から1年間、特別顧問を務める。

ウグラ氏は従業員宛てメモで「次のステップは、米国と欧州連合(EU)当局の双方から承認を得ることで、6─9カ月かかると予想される。また両社の株主の承認も得る必要がある」と述べた。

S&Pグローバルは国や企業の格付けなどのデータを提供。IHSも様々な業界のデータを扱う。ロイターのデータによると、IHSの時価総額は27日時点で368億8000万ドル相当。株価は年初来で約22%値上がりしている。

ロイター
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