ニュース速報

ビジネス

独、小規模ロックダウン検討 英は厳格な制限エリア拡大

2020年10月27日(火)05時20分

ドイツのメルケル首相が国内の新型コロナウイルスの感染第2波抑制に向け、バーやレストラン、公共イベントの閉鎖に焦点を当てた小規模なロックダウン(都市封鎖)を計画していると、独紙ビルトが26日報じた。写真はマウスク着用を監視する警察官。ベルリンで撮影(2020年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[ベルリン/ロンドン/マドリード/モスクワ 26日 ロイター] - ドイツのメルケル首相が国内の新型コロナウイルスの感染第2波抑制に向け、バーやレストラン、公共イベントの閉鎖に焦点を当てた小規模なロックダウン(都市封鎖)を計画していると、独紙ビルトが26日報じた。

報道によると、同措置では感染者が特に多い地域を除き、小売店は一定の制限下で営業を続けるほか、学校も閉鎖されない。

これに先立ち、メルケル首相の報道官はこの日、メルケル首相と16州の首相が感染拡大抑制に向けた追加制限措置導入を巡り週内に決定すると発表した。

政府関係者は、ビルト紙が報じた「ライト版ロックダウン」のような措置では十分ではない可能性があり、州首相などはより厳格な制限措置に合意する必要があると述べた。

26日に確認された感染者数は8685人に達した。

政府筋によると、メルケル首相はロックダウン(都市封鎖)再導入の回避を目指しているが、感染状況は「非常に深刻」とし、追加制限措置を実施しなければ、1日当たりの感染者数が来週に3万人に達する恐れがあるとの見通しを示している。

他の欧州主要国の状況はより深刻となっている。英国の過去1週間の新規感染者数は15万3483人と約25%増加。死者数は1272人と前の週から50%増加した。

感染抑制に向け、英国では最も厳格な制限措置エリアが拡大され、約800万人が対象となった。

英保健当局によると、イングランド北西部のウォリントンが27日0001GMT(日本時間午前9時01分)から、イングランド中心部のノッティンガムとその近郊が29日から最も厳格な「警戒レベル3」に分類される。イングランド北部以外のレベル3は初めて。

また、フランスでは25日、過去24時間に確認された新規感染者が5万2000人超となった。

仏政府は既に、パリを含む主要都市を対象に夜間の外出禁止令を出しているが、行動制限の一段の強化が必要か現在検討している。

スペイン中央政府も前日、全土に再び非常事態を宣言。カナリア諸島を除く全地域で、11月9日まで夜間の外出が禁止される。政府はさらに、非常事態宣言を今後半年間維持する方針を議会に承認するよう求める。

ロシアでは26日、新規感染者数が1万7000人超と、これまでで最多を記録した。

ぺスコフ大統領報道官は「状況は極めて深刻」で、コロナ感染が首都モスクワを超えて拡大し始めており、連邦および地方政府による積極的な支援が必要となる可能性があると警鐘を鳴らした。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ビジネス

東芝が2月の社内調査開示、株主圧力問題「不当な干渉

ワールド

香港紙の蘋果日報、26日に休刊の可能性=内部文書

ワールド

中国大使、北朝鮮紙に異例の寄稿 「中朝関係を強化へ

ビジネス

市場動向を注視、経済財政運営に万全期す=株価大幅安

MAGAZINE

特集:ルポ 武漢研究所のウソ

2021年6月22日号(6/15発売)

新型コロナウイルスの発生源と疑われる中国の研究機関は危険な感染実験を繰り返していた

人気ランキング

  • 1

    「ワイン離れに歯止めがかからない」 フランス人が代わりに飲み始めたものとは?

  • 2

    あなたがダイエットに失敗するのは内臓脂肪を燃やす栄養素を制限しているから

  • 3

    オーストラリア、一面クモの巣で覆われる

  • 4

    「残業時間別」で見た日々の暮らしと仕事のリアル 10…

  • 5

    BTSだけじゃない! 中国を怒らせた「出禁」セレブたち

  • 6

    やっぱり危ない化粧品──米研究で半分以上に発がん性…

  • 7

    本気で国の未来をビットコインに賭けたウクライナ...…

  • 8

    ディズニー映画から「本物の悪役」が姿を消したのは…

  • 9

    最愛の人の「生前の姿」をGoogleストリートビューで…

  • 10

    ファイザーのワクチンで激しい副反応を経験した看護…

  • 1

    最愛の人の「生前の姿」をGoogleストリートビューで発見した人たち...その感動と特別さ

  • 2

    オーストラリア、一面クモの巣で覆われる

  • 3

    中国の原発で放射線漏れの疑い チェルノブイリを彷彿とさせる透明性の欠如

  • 4

    BTSだけじゃない! 中国を怒らせた「出禁」セレブたち

  • 5

    やっぱり危ない化粧品──米研究で半分以上に発がん性…

  • 6

    「ワイン離れに歯止めがかからない」 フランス人が代…

  • 7

    閲覧ご注意:ネズミの波がオーストラリアの農地や町…

  • 8

    病院がICUを放棄? 無人の部屋に死体のみ、訪ねた親…

  • 9

    徴用工訴訟、ソウル地裁の却下判決 韓国法曹会は正…

  • 10

    「残業時間別」で見た日々の暮らしと仕事のリアル 10…

  • 1

    4000回の腕立て伏せを毎日、1年間続けた男...何を目指し、どうなったのか

  • 2

    脳が騙される! 白黒の映像が、目の錯覚でフルカラーに見える不思議な体験

  • 3

    国際交流で日本にきた中国人200人に「裏切り者」のレッテル

  • 4

    最愛の人の「生前の姿」をGoogleストリートビューで…

  • 5

    デーブ・スペクター「日本は不思議なことに、オウン…

  • 6

    閲覧ご注意:ネズミの波がオーストラリアの農地や町…

  • 7

    オーストラリア、一面クモの巣で覆われる

  • 8

    東京オリンピックの前向きな中止を考えよ

  • 9

    武漢研究所は長年、危険なコロナウイルスの機能獲得…

  • 10

    【ファクトチェック】肛門PCR検査は中国で義務付けら…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中