ニュース速報

ビジネス

米株反落、大統領令巡りツイッター・FB株が下落

2020年05月29日(金)06時08分

米国株式市場は終盤に値を下げ、反落して終了した。トランプ米大統領がソーシャルメディアに関する大統領令に署名するとしたことでフェイスブックなどが終盤の取引で売られた。ニューヨーク証券取引所で撮影(2020年 ロイター/LUCAS JACKSON)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は終盤に値を下げ、反落して終了した。トランプ米大統領がソーシャルメディア(SNS)に関する大統領令に署名するとしたことでフェイスブックなどが終盤の取引で売られたほか、トランプ氏が中国に関する記者会見を29日に行うと表明したことも重しとなった。

大統領令に関する報道を受け、ツイッターは4.4%、フェイスブックは1.6%それぞれ下落した。ホワイトハウスは引け後、トランプ氏が投稿などを巡る訴訟リスクからSNSを保護する法規則を見直す大統領令に署名したと発表した。

米中関係への懸念も終盤の下げにつながったとみられる。国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は28日、貿易や金融の面で香港を中国のように扱う必要が生じる可能性があるとの認識を示した。

インバーネス・カウンセルの首席投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「中国との武力による威嚇を懸念している。このため、大きく売られた」と述べた。

この日の主要株価指数はほぼプラス圏で推移。新型コロナウイルス流行を受けた景気低迷から迅速に回復するという期待が続いた。

個別株ではボーイングが0.2%高。墜落事故を起こした「737MAX」の生産をワシントン州の工場で緩やかなペースで再開したと前日に表明した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.16対1の比率で上回った。ナスダックでは1.97対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は112億5000万株。直近20営業日の平均は112億6000万株株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 25400.64 -147.63 -0.58 25697.3 25758.7 25358.7 <.DJI>

6 9 3

前営業日終値 25548.27

ナスダック総合 9368.99 -43.37 -0.46 9392.99 9523.64 9345.28 <.IXIC>

前営業日終値 9412.36

S&P総合500種 3029.73 -6.40 -0.21 3046.61 3068.67 3023.40 <.SPX>

前営業日終値 3036.13

ダウ輸送株20種 9005.43 -145.96 -1.59 <.DJT>

ダウ公共株15種 800.80 +23.11 +2.97 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1804.66 -42.65 -2.31 <.SOX>

VIX指数 28.65 +1.03 +3.73 <.VIX>

S&P一般消費財 995.55 -10.52 -1.05 <.SPLRCD>

S&P素材 348.08 +2.85 +0.83 <.SPLRCM>

S&P工業 573.74 -5.67 -0.98 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 604.80 +4.49 +0.75 <.SPLRCS>

S&P金融 392.28 -6.22 -1.56 <.SPSY>

S&P不動産 216.00 +2.65 +1.24 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 292.04 -8.75 -2.91 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1183.11 +14.70 +1.26 <.SPXHC>

S&P通信サービス 179.62 -1.73 -0.96 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1698.42 -3.28 -0.19 <.SPLRCT>

S&P公益事業 299.66 +8.83 +3.04 <.SPLRCU>

NYSE出来高 10.47億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 21920 - 110 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物6月限 円建て 21915 - 115 大阪比 <0#NIY:>

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:アマゾン販売の中国製品がCPI上回る値上

ビジネス

大企業の業況感は小動き、米関税の影響限定的=6月日

ビジネス

マスク氏のxAI、債務と株式で50億ドルずつ調達=

ワールド

米政府、資源開発資金の申請簡素化 判断迅速化へ
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 2
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とんでもないモノ」に仰天
  • 3
    ワニに襲われ女性が死亡...カヌー転覆後に水中へ引きずり込まれる
  • 4
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 5
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 6
    「パイロットとCAが...」暴露動画が示した「機内での…
  • 7
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 8
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    顧客の経営課題に寄り添う──「経営のプロ」の視点を…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 5
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 6
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた…
  • 7
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 8
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 9
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 10
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中