ニュース速報

ビジネス

米財務省、新型コロナ巡る企業支援で投資銀と助言契約=関係筋

2020年04月02日(木)14時13分

 4月2日、米財務省は、新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けた航空、貨物、および防衛セクターへの支援について、米投資銀行や法律事務所とアドバイザリー契約を結んだ。写真はホワイトハウスで昨年11月撮影(2020年 ロイター/YARA NARDI)

[1日 ロイター] - 米財務省は、新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けた航空、貨物、および防衛セクターへの支援について、米投資銀行や法律事務所とアドバイザリー契約を結んだ。関係者が1日に明らかにした。

米議会は先週、新型コロナウイルスに対処する2兆2000億ドル規模の景気対策法案を可決、トランプ米大統領の署名を経て同法は成立した。

景気対策には、航空業界向けに最大500億ドルの支援が盛り込まれている。250億ドルを融資や融資保証、残りを補助金の形で行う。関係筋によると、支援を実行するための航空各社との協議で財務省はPJTパートナーズから助言や提案を得る。

航空貨物業界には融資と補助金で総額80億ドルの支援を行うが、財務省は各社との協議についてモーリスとアドバイザリー契約を結んだという。

また、ボーイングなど安全保障において重要な業界向け支援(最大170億ドル)では、ペレラ・ワインバーグと同様の契約を結んだ。

関係筋によると、クリアリー・ゴットリーブ・スティーン・アンド・ハミルトン法律事務も財務省に助言を行う。

モーリス、ペレラ・ワインバーグ、PJT、クリアリーはコメントを差し控えている。財務省からのコメントは得られていない。財務省と企業との交渉における投資銀行の役割については、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:アマゾン販売の中国製品がCPI上回る値上

ビジネス

大企業の業況感は小動き、米関税の影響限定的=6月日

ビジネス

マスク氏のxAI、債務と株式で50億ドルずつ調達=

ワールド

米政府、資源開発資金の申請簡素化 判断迅速化へ
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた発見の瞬間とは
  • 2
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とんでもないモノ」に仰天
  • 3
    ワニに襲われ女性が死亡...カヌー転覆後に水中へ引きずり込まれる
  • 4
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 5
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 6
    「パイロットとCAが...」暴露動画が示した「機内での…
  • 7
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 8
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    顧客の経営課題に寄り添う──「経営のプロ」の視点を…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 3
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 4
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 5
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 6
    ワニに襲われた男性の「最期の姿」...捜索隊が捉えた…
  • 7
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 8
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急…
  • 9
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 10
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 8
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中