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ダイムラーが通期利益巡り警告、過去4カ月で2回目 株価5年ぶり安値

2018年10月20日(土)02時23分

 10月19日、ドイツ自動車大手ダイムラーは、グループ全体と高級車ブランドのメルセデス・ベンツ部門の利益が前年の水準を「大幅に下回る」との見通しを示した。パリ自動車ショーで3日撮影(2018年 ロイター/REGIS DUVIGNAU)

[フランクフルト 19日 ロイター] - ドイツ自動車大手ダイムラーは19日、グループ全体と高級車ブランドのメルセデス・ベンツ部門の通期利払い・税引き前利益(EBIT)が前年の水準を「大幅に下回る」との見通しを示した。利益に関する警告は過去4カ月で2回目。

独政府が厳格化している旧式ディーゼル車規制に絡む費用などが利益押し下げの主因と説明した。

自動車メーカーの主要市場である中国の経済減速も背景にあると見られる。

利益の警告を嫌気し、欧州株式市場でダイムラーの株価は下落し、5年ぶり安値を更新した。

また、ダイムラーはこの日、来週発表を予定していた第3・四半期決算を公表。グループ全体のEBITは前年同期比27%減の24億9000万ユーロ(28億5000万ドル)で、市場予想を大幅に下回ったもよう。業績のけん引役であるメルセデスのEBITが35%減の13億7000万ユーロとなったことが響いた。

ロイター
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