ニュース速報

ビジネス

アングル:米株のセクター変更、アルファベットやFBに注目

2018年09月15日(土)09時47分

 9月12日、米株式市場は24日に過去最大規模となるセクター分類の変更が予定されている。写真は7日、ニューヨーク証券取引所(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

[サンフランシスコ 12日 ロイター] - 米株式市場は24日に過去最大規模となるセクター分類の変更が予定されており、アルファベットやフェイスブック、ネットフリックスなど分類が変わる銘柄が注目を集めそうだ。

今回の変更では「電気通信サービス」が「通信サービス」に衣替えし、「一般消費財」と「情報技術」の両セクターからネットフリックス、ウォルト・ディズニー、ツイッターなど18銘柄の所属が「通信サービス」に変更となる。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスとMSCIは1999年以来、セクター分類を据え置いてきた。今回の変更はハイテクやメディア、消費財などの産業の動きを反映している。

セクターが変わる銘柄の時価総額はS&P総合500種指数全体の約8%に相当し、全体の分類変更に従ってS&Pの副指数の構成も修正される。

フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、アルファベットの「FANG」と呼ばれる銘柄では、アルファベットとフェイスブックの2銘柄が情報技術から、ネットフリックスが一般消費財から、いずれも通信サービスに移る。アマゾンは一般消費財にとどまる。

分類変更に伴い、情報技術セクターがS&P500種に占める比率は26%から20%に低下する。

変更後の情報技術セクターで引き続きウエートが大きいのはアップル、マイクロソフト、ビザ、インテル。変更によって半導体、クラウドコンピューティングなどの企業が輝きを増しそうだ。

トムソン・ロイター・リッパーのデータによると、パッシブ運用型の上場投資信託(ETF)が保有するハイテク株は約890億ドルで、セクター別では最も規模が大きい。

こうしたETFの一部は、一般消費財株や通信株を主な投資先とする指数連動型ファンドとともにポートフォリオの調整を行うため、21日の週末にはセクター変更の対象となる銘柄の値動きが大きくなりそうだ。

ただ、一部の銘柄入れ替えは完了しつつある。

バンガード・グループは4─6月期にセクター別ETFの銘柄入れ替えに着手しており、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは既に通信サービスに連動する新たなファンドを立ち上げた。

「コミュニケーション・サービシズ・セレクト・セクター・SPRD・ファンド」は6月の立ち上げ以来3%下落したが、これは規制を巡る懸念のために保有が2番目に大きいフェイスブック株が16%下げたのが一因だった。

通信サービスがS&P500種全体に占める比率は11%となり、電気通信サービスの2%弱から上昇する。

一般消費財の比率は13%から11%に低下。セクターにおけるウエートはアマゾンが27%から34%に高まり、ホーム・デポやマクドナルドがこれに次ぐ大きさとなる。

通信サービス構成企業の総時価総額で見ると、予想利益に基づく株価収益率(PER)は18倍。現在の電気通信サービスは10倍となっている。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米下院委、議員の株式取引制限法案承認 野党は内容不

ワールド

ウクライナ、ティモシェンコ元首相を捜査 議員買収疑

ワールド

ガザ和平計画第2段階入り、米特使が発表 統治委員会

ワールド

トランプ氏、ベネズエラ暫定大統領と会談 前向きな協
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広がる波紋、その「衝撃の価格」とは?
  • 3
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 8
    年始早々軍事介入を行ったトランプ...強硬な外交で支…
  • 9
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 10
    宇宙に満ちる謎の物質、ダークマター...その正体のカ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中