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計画通りの米利上げ適切、雇用統計受け=クリーブランド連銀総裁
2018年09月08日(土)07時10分
[ボストン 7日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は7日、景気過熱の兆候がまだ見られず、雇用が伸び続け賃金上昇率も数年ぶりの大きさとなった状況を踏まえ、連邦準備理事会(FRB)が計画通り利上げを行うことになるとの認識を示した。
経済会合の合間に語った。この日公表された8月の雇用統計について「堅調」と評価、賃金の伸びが産業横断的に見られ、弱含んでいた地域にまで拡大したことを示すと指摘した。
堅調な賃金動向や雇用統計は、FRBの政策姿勢や景気動向が順調なことを示すとし、雇用統計について「現在の段階的な利上げが経済には適切ということを示す材料だ」と述べた。
インフレが大きく高進したとはみていないとも指摘、おおむね完全雇用と2%のインフレ目標を事実上達成しており、「利上げを行う根拠は非常に強い」と話した。
「一部の資産価格が歴史的水準に照らして高い。金融の不均衡を示す兆候も出ている」としつつ、金融リスクが過度な状況にあると現時点で懸念していないと説明した。
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