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米国株上昇、米中などの貿易協議進展の兆しで

2018年08月18日(土)07時00分

 8月17日、米国株式市場は続伸して取引を終えた。中国やメキシコと米国の貿易協議が進展しているとの報道を受けた。ニューヨーク証券取引所で撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は続伸して取引を終えた。中国やメキシコと米国の貿易協議が進展しているとの報道を受けた。

米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米中両国が11月の会合を控え貿易問題の解決に向けて協議する方針だと報道。また、メキシコのグアハルド経済相は、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国との間で懸案となっている問題について、来週半ばまでに結論を出したいと期待を示した。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、スティーブン・マソッカ氏は「政権が(貿易問題を)早急に解決する可能性があるという事実は、市場にとって良い兆候だ」と評価した。

貿易への依存度が高い工業株がS&P総合500種やダウ工業株30種の上昇をけん引。S&P工業指数<.SPLRCI>は0.6%高。キャタピラーは2.3%上げた。

週間ベースでは、S&P総合とダウは上昇。ナスダック総合は下落した。画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディアと半導体・ディスプレー製造装置の米アプライド・マテリアルズがさえない業績見通しを受けて、それぞれ4.9%と7.7%下落した。

FAANG銘柄ではアップル以外は下落。アップルは2%高で、終値として最高値を記録した。

電気自動車(EV)メーカー大手テスラは8.9%安と急落し、過去2年で最大の下げを記録。マスク最高経営責任者(CEO)のインタビュー記事や「モデル3」の収益性に関するUBSのリポートが嫌気された。

高級百貨店ノードストロームは前日発表した第2・四半期決算を好感し、13.2%上昇した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.45対1の比率で上回った。ナスダックでも1.41対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は60億6000万株。直近20営業日の平均は65億3000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 25669.32 +110.59 +0.43 25550.8 25728. 25521. <.DJI>

0 16 66

前営業日終値 25558.73

ナスダック総合 7816.33 +9.81 +0.13 7786.64 7830.7 7752.6 <.IXIC>

8 8

前営業日終値 7806.52

S&P総合500種 2850.13 +9.44 +0.33 2838.32 2855.6 2833.7 <.SPX>

3 3

前営業日終値 2840.69

ダウ輸送株20種 11227.80 +37.37 +0.33 <.DJT>

ダウ公共株15種 743.96 +2.94 +0.40 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1323.41 -9.68 -0.73 <.SOX>

VIX指数 12.64 -0.81 -6.02 <.VIX>

S&P一般消費財 894.78 +1.06 +0.12 <.SPLRCD>

S&P素材 366.13 +2.68 +0.74 <.SPLRCM>

S&P工業 639.72 +3.87 +0.61 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 564.08 +3.77 +0.67 <.SPLRCS>

S&P金融 466.68 +0.99 +0.21 <.SPSY>

S&P不動産 208.94 +1.99 +0.96 <.SPLRCRE

C>

S&Pエネルギー 534.27 +1.42 +0.27 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1052.91 +3.92 +0.37 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 157.77 +0.60 +0.38 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1279.16 +2.34 +0.18 <.SPLRCT>

S&P公益事業 275.17 +1.05 +0.38 <.SPLRCU>

NYSE出来高 7.84億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 22270 + 10 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 22260 0 大阪比 <0#NIY:>

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