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米自発的離職率、5月は17年ぶり高水準 労働市場の底堅さ示す
2018年07月11日(水)01時59分
[ワシントン 10日 ロイター] - 米労働省が公表した5月の求人労働移動調査(JOLTS)によると、自発的な離職率が0.1%ポイント上昇して2.4%と、2001年4月以来約17年ぶりの高水準を記録した。早期の賃金押し上げが期待できるとみられ、労働市場の底堅さに自信が持てる兆候となった。
自発的な離職件数は21万2000件増の330万件。
あるエコノミストは「労働者がより好ましいポジションでキャリアアップを模索する中で、別の人の就職口も生まれている」と話す。
ヘルスケアや社会支援、金融・保険、公益事業、輸送、倉庫産業で自発的離職が目立った。
求人件数は660万件で、前月に付けた過去最高水準(680万件)から減った。ただ依然として高水準で、技能労働者不足が続く状況をうかがわせた。
採用件数が17万3000件増の580万件。採用率は0.1%ポイント改善して3.9%と、2007年3月以来の高水準を記録した。
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