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欧州市場サマリー(13日)
[13日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。ポンドがドルに対して上昇し、ドルで収益を上げる銘柄の重しとなった。
トランプ米大統領は13日、ティラーソン米国務長官を更迭し、後任にポンペオ米中央情報局(CIA)長官をあてると表明した。朝方発表された2月の消費者物価指数の勢いが減速したことと合わせ、ドル安の要因となった。ポンドはドルに対して2週間ぶりの高値をつけ、国際的に事業を展開しドルで収益を上げる銘柄が売り込まれた。
中型株では食品メーカーのグリーンコア
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ユーロが上昇し、輸出銘柄を中心に売り込まれた。
トランプ米大統領がティラーソン米国務長官の解任を明らかにしたことでドルが下落し、結果としてユーロは対ドルで0.5%高となった。輸出銘柄が多いドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は1.59%低下し、最も軟調な市場だった。
フランスの通信会社イリアド
一方、ドイツ電力大手RWE
<ユーロ圏債券> 域内の国債利回りが低下。トランプ米大統領がティラーソン国務長官を更迭したことを受け、世界の市場に動揺が走る中、債券の逃避買いが膨らんだ。
また、同日発表された2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇と、伸びが前月から鈍化したことも、欧米債買いを誘う格好となった。
ドイツ10年債利回り
その他の大半のユーロ圏債利回りは1-3bp低下した。
同日実施されたイタリア国債入札は、政治を巡る不透明感にも関わらず底堅い需要を集め、市場心理を下支えた。
こうしたなか、政権崩壊の危機に瀕しているスロバキア国債はアンダーパフォーム。同国の10年債利回り