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中国の経済政策は「非市場的」、米財務次官が批判
2月21日、米国のマルパス財務次官(国際問題担当)は、中国が「明らかに非市場的な行動」を取っているとして同国の経済政策を批判し、米国は対応策の強化が必要との認識を示した。写真はニューヨーク証券取引所の外に掲げられた米国と中国のはた。2011年3月撮影(2018年 ロイター/Lucas Jackson)
[ワシントン 21日 ロイター] - 米国のマルパス財務次官(国際問題担当)は21日、中国が「明らかに非市場的な行動」を取っているとして同国の経済政策を批判し、米国は対応策の強化が必要との認識を示した。
ワシントンでのフォーラムで、中国はもはや自国の進展や政策について世界から「祝福」されるべきではないと指摘。
「中国は1年前にダボス(会議)で『貿易に関心がある』と表明したが、現実には中国は自国の利益のために機能するシステムを存続させており、それが諸外国の雇用を犠牲にしている」と語った。
また市場志向型の民主主義国家の政府は、国有銀行や輸出信用機関といった中国の経済システムがもたらす課題に気付きつつあると指摘。
中国は経済の自由化をストップさせてしまい、そういったトレンドに逆行しているとの見解をあらためて示した。
同次官は「世界にとっての課題の1つは、中国が成長していて、なおかつ市場志向に向かっていない状況が不適切な資本配分の増大を意味するということだ」と述べた。
ただ、トランプ政権が検討している対応策についての詳細は明らかにしなかった。