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サントリーHD、今年中頃に中国本土に日本ワイン輸出を開始
2018年02月21日(水)18時40分
[東京 21日 ロイター] - サントリーホールディングス[SUNTH.UL]は21日、今年中頃から中国本土に日本ワインの輸出を開始する方針を明らかにした。グループのディストリビューターであるASCファインワインズを通じて行う。
中国では、西洋化や中間層の増加などを背景に、輸入を含めたワイン需要が広がっている。
サントリーは、2015年5月からシンガポール、16年9月から香港・マカオに日本ワインを出荷している。現在、現地出荷ベースで170ケース(9L換算)規模となっている。
サントリーワインインターナショナルの山崎雄嗣社長は、中国のワイン市場について「ワインの総市場が伸びていくことは間違いない。今、中国の中間層は4億人いるが、4―5年後には8億人になる。西洋化も進んでいる。中国ではワイン消費は若年層であり、ワインブランドオーナーにとっては一番重要な市場」と述べた。
中国への輸出は、登美の丘ワイナリーシリーズ(登美シリーズ、登美の丘シリーズ)を中心に検討している。価格は、日本の価格の2―3倍になる見通し。
(清水律子)
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