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前場の日経平均は小幅反落、米つなぎ予算巡り様子見 方向感出ず
1月22日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比36円04銭安の2万3772円02銭となり、小幅に反落した。写真は都内で2016年1月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 22日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比36円04銭安の2万3772円02銭となり、小幅に反落した。米つなぎ予算の審議の進展を待ちながら、明確な方向感は出なかった。
日経平均は小安く寄り付いた後、一時わずかにプラス圏に浮上したが、短時間で再びマイナス圏に沈んで徐々に下げを拡大し、一時2万3700円を割り込んだ。2万3697円81銭まで下落したが、後は切り返し、じわじわと持ち直しの動きをみせた。
米政府機関の閉鎖は短期的に相場影響があるとしても、長期化しないとの見方が市場では有力。「日本企業の決算が今週から始まる。期待感を背景に日本株は、下げれば押し目買いが根強く、底堅い」(日本アジア証券のエクイティ・ストラテジスト、清水三津雄氏)との見方が聞かれた。ドル/円が朝方の110円半ばから、110円後半へと持ち直したことも支えになった。
TOPIXは0.10%安だった。東証1部の午前中の売買代金は1兆2027億円。セクター別ではその他金融が上昇率トップ。ゴム製品、証券業も堅調だった。一方、下落率トップは海運。石油・石炭製品や鉄鋼、非鉄金属などもさえなかった。
東証1部の騰落数は、値上がり958銘柄に対し、値下がりが998銘柄、変わらずが107銘柄だった。