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欧州市場サマリー(22日)
[ 22日 ロイター] -
<ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。英国のハモンド財務相が予算案を公表した際に経済成長見通しを引き下げたことでポンドが下落。ドルで収益を上げる銘柄が多いFT100種を押し上げた。
ポンドは大幅安となった後、徐々に持ち直した。それに伴いFT100種も日中の高値から上昇幅を圧縮して取引を終えた。
ハモンド氏は、不動産の用地に関して使用されていない建設許可を審査し、場合によっては政府による強制収用を検討すると発表。FT350種住宅建設株指数<.FTNMX3720>は一時、1.6%高をつけたが、その後は0.34%低下して取引を終えた。キャベンディッシュ・アセット・マネジメントの英国ファンドマネージャー、ポール・マムフォード氏は「これは住宅建設業者に土地抵当銀行を使うことを促す。一方で急に不動産が増えたり、土地抵当銀行を短期的に利用することは、価格下落につながると市場は捉えるかもしれない」と指摘する。
金融機関大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は1.16%低下し、落ち込みが目立った。ユーロ高が重しとなったほか、ドイツの連立協議がこう着状態となっていることも影響した。
欧州通信グループ大手アルティス
オンライン広告・メディア事業を手掛けるノルウェーのシブステッド
石油・ガス生産のタロー・オイル
オランダの同業アクゾ・ノーベル
<ユーロ圏債券> ドイツの長短国債利回り差が2カ月強ぶりの水準に縮小した。域内の高格付け債券利回りの大半が変わらずかやや上昇するなか、償還期間が最も長いドイツ国債がアウトパフォームした。
ドイツ30年債利回り
2年債
さらに、季節的な年金基金の長期債需要が強いことも、30年債利回りが今週急低下した背景という。
ドイツはこの日、8億3900万ユーロの30年債入札を行った。イタリアは計55億ユーロの債券を買い戻したことを明らかにした。
より格付けが低いイタリアやスペインの国債