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アサヒ、上期業績予想を上方修正 中東欧事業の連結化などが寄与

2017年07月25日(火)15時56分

 7月25日、アサヒグループホールディングスは、2017年1―6月期(IFRS)の業績見通しを上方修正すると発表した。買収した中東欧事業が第2四半期から連結されたことに加え、既存の国内の酒類、飲料、食品も増収増益で推移している。写真はシンガポールで2015年10月撮影(2017年 ロイター/Tim Wimborne)

[東京 25日 ロイター] - アサヒグループホールディングス <2502.T>は25日、2017年1―6月期(IFRS)の業績見通しを上方修正すると発表した。買収した中東欧事業が第2四半期から連結されたことに加え、既存の国内の酒類、飲料、食品も増収増益で推移している。

連結売上収益は8430億円から9373億円(前年同期比20.3%増)、事業利益は581億円から745億円(同36.5%増)、営業利益は528億円から707億円(同33.9%増)へと、それぞれ引き上げた。

買収が完了していなかったことから、中東欧事業の収益は期初の業績見通しに織り込んでいなかった。今回、中東欧事業は売上収益で約800億円、事業利益で約90億円を見込んでいる。

各事業においても、増収効果に加え、製造原価の低減や固定費全般の効率化が利益を押し上げる要因となっている。

2017年12月期通期見通しは、8月3日の決算発表時に公表する。期初の見通しは、連結売上収益が前年比6.6%増の1兆8200億円、事業利益が同11.1%増の1650億円、営業利益が同6.7%増の1460億円。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト15人の営業利益予測の平均値は1699億円となっている。

(清水律子)

ロイター
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