ニュース速報

ビジネス

米国株式市場はS&P500が最高値、FOMC議事要旨受け

2017年05月25日(木)06時34分

 5月24日、米国株式市場は続伸し、S&P総合500種が終値で最高値を更新した。写真はNY証券取引所のトレーダー、22日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)

[24日 ロイター] - 米国株式市場は続伸し、S&P総合500種が終値で最高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が公表した5月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、早期利上げの基本路線が確認され、その背景として経済の強さがあると受け止められた。

FOMC議事要旨によると、参加メンバーは、最近の経済指標の弱まりが一時的である証拠が得られるまで利上げは待つべきとの考えで一致した。

それでもプルデンシャル・ファイナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「FRBは世界経済の成長拡大を認識しつつ、金利正常化の方針を維持しているようだ」と述べた。ウィーデンのチーフ・グローバル・ストラテジスト、マイケル・パーブス氏は「わたしが印象に残った点の1つは、FRBが消費がかなりしっかりしていると確信していたことで、これは重要な意味がある」と話した。

税務・会計ソフトウエアのインテュイットは6.7%高。前日引け後に発表した四半期決算の利益が市場予想を上回り、売上高見通しも引き上げた。

ホームセンターのロウズは、四半期の利益と既存店売上高がいずれも市場予想に届かず、3%下落。宝飾品のティファニーは、既存店売上高が予想外のマイナスになったことが響き、8.7%下げた。

米取引所の合計出来高は約61億株で、過去20営業日平均の68億株を下回った。騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が1.30対1、ナスダックが1.07対1といずれも上げが優勢だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21012.42 +74.51 +0.36 20949.21 21022.82 20933.58 <.DJI>

前営業日終値 20937.91

ナスダック総合 6163.02 +24.31 +0.40 6154.18 6166.09 6139.33 <.IXIC>

前営業日終値 6138.71

S&P総合500種 2404.39 +5.97 +0.25 2401.41 2405.58 2397.99 <.SPX>

前営業日終値 2398.42

ダウ輸送株20種 9022.52 +12.85 +0.14 <.DJT>

ダウ公共株15種 715.12 +4.58 +0.65 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1074.85 +6.91 +0.65 <.SOX>

VIX指数 10.02 -0.70 -6.53 <.VIX>

S&P一般消費財 713.07 +2.51 +0.35 <.SPLRCD>

S&P素材 331.28 +2.26 +0.69 <.SPLRCM>

S&P工業 571.61 +0.34 +0.06 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 574.33 +2.76 +0.48 <.SPLRCS>

S&P金融 390.68 -0.16 -0.04 <.SPSY>

S&P不動産 197.72 +1.25 +0.64 <.SPLRCREC

>

S&Pエネルギー 495.96 -2.17 -0.44 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 872.96 +2.07 +0.24 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 155.70 -1.05 -0.67 <.SPLRCL>

S&P情報技術 959.16 +4.55 +0.48 <.SPLRCT>

S&P公益事業 267.81 +1.80 +0.68 <.SPLRCU>

NYSE出来高 7.97億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 19735 - 5 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物6月限 円建て 19725 - 15 大阪比 <0#NIY:>

*見出しを一部修正しました。

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は続伸で寄り付く、米株高の流れ引き継ぐ

ビジネス

為替動向を24時間注視、必要なら「適切に対応」=神

ビジネス

小売業販売額3月は前年比1.2%増、2月からプラス

ビジネス

3月鉱工業生産速報は前月比+3.8%=経済産業省
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「瞬時に痛みが走った...」ヨガ中に猛毒ヘビに襲われ…

  • 8

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 9

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 10

    ナワリヌイ暗殺は「プーチンの命令ではなかった」米…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    「誰かが嘘をついている」――米メディアは大谷翔平の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中