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JPモルガン第1四半期大幅増益、トレーディング好調

2017年04月14日(金)04時33分

 4月13日、JPモルガン・チェースが発表した第1・四半期決算は約17%の増益となった。ニューヨークで2013年10月撮影(2017年 ロイター/Eric Thayer/File Photo)

[13日 ロイター] - JPモルガン・チェースが発表した第1・四半期決算は、約17%の増益で、市場予想を上回った。金利上昇がトレーディング活動の追い風となったほか、融資関連の収益に寄与した。

純利益は64億5000万ドル、1株利益は1.65ドル。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた1株利益のアナリスト予想は1.52ドル。

総純収入は6%増の247億ドル。純金利収入は6%増の124億ドル。

欧州の選挙や英国の欧州連合(EU)離脱交渉の開始、米連邦準備理事会(FRB)の利上げに対応して、投資家がポートフォリオを再調整するなか、債券トレーディングなどのマーケット関連部門の収入を押し上げた。

法人・投資銀行部門の収入は17%増、主要4事業部門で最大の伸びを記録した。顧問料関連が軟調だったものの、引き受け業務や証券化商品、金利関連商品などの収入が伸びた。

ダイモン最高経営責任者(CEO)は「米国の消費者と企業の状況は総じて健全だ。成長に向けた施策と、政府と企業の連携強化により国内経済は引き続き改善する」との見通しを示した。

なお今回の決算では、住宅ローン事業の不振が目立った。住宅ローン関連の手数料、サービシング収入は39%減少して4億0600万ドルとなった。

*内容を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

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