ニュース速報

ビジネス

ECB債券買入によるユーロ押し下げ効果は限定的=独連銀報告

2017年01月23日(月)21時16分

 1月23日、ドイツ中銀は、ECBの債券買い入れによるユーロ押し下げ効果は限定的で、買い入れが始まる前からユーロの下げは始まっていたとの報告をまとめた。ブリュッセルのECB本部、昨年3月撮影(2017年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 23日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中銀)は、欧州中銀(ECB)の債券買い入れによるユーロ押し下げ効果は限定的で、買い入れが始まる前からユーロの下げは始まっていたとの報告をまとめた。

ECBはユーロ安を明確に目標としていないが、ドラギ総裁はインフレへの影響面で為替レートの重要性を認識していると繰り返し表明している。

ドイツ連銀の調査によると、ECBの債券買い入れを要因に2014年10月から16年末までに対ドルでユーロは6.5%下落したが、下落は15年1月後半に買い入れを発表する前からほぼ始まっていたと指摘。「債券買い入れは、伝達効果や関連した期待感以上に為替レートに大きく影響はしていない」との見解を示した。

ユーロは対ドルで、米連邦準備理事会(FRB)の政策などを背景に14年後半以降20%下落した。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:雇用激減するメキシコ国境の町、トランプ関

ビジネス

米国株式市場=小幅安、景気先行き懸念が重し 利下げ

ビジネス

NY外為市場=ドル対主要通貨で下落、軟調な雇用統計

ワールド

米国防総省、「戦争省」に改名へ トランプ氏が大統領
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習慣とは?
  • 4
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 5
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 6
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 7
    「ディズニー映画そのまま...」まさかの動物の友情を…
  • 8
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 9
    謎のセレブ中国人ヤン・ランランの正体は「天竜人」?
  • 10
    キリストを包んだとされる「聖骸布」はやはり偽物だ…
  • 1
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 2
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 3
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 6
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習…
  • 7
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 8
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 9
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 10
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 3
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 4
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 5
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 6
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 7
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 8
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 9
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 10
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中