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今週の米株、悪材料でポジション調整も

2016年09月05日(月)07時29分

 9月2日、8月の米雇用統計を受け、9月の利上げ観測はやや後退したが、年内の追加利上げは依然見込まれている。写真はNY証券取引所のトレーダー、8月撮影(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 8月の米雇用統計を受け、9月の利上げ観測はやや後退したが、年内の追加利上げは依然見込まれている。5日に始まる週の米株式市場では、主要経済指標の発表がさほど予定されておらず、悪材料が出れば、ポジション調整の動きが出るかもしれない。

2日に発表された8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが15万1000人と、市場予想の18万人に届かなかった。過去2カ月続いた大幅な伸びが鈍化し、賃金の伸びも控えめにとどまった。

雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げに踏み切る可能性は低下したが、完全にはなくなっていない。

プライベート・クライアント・リザーブの投資ストラテジスト、マーク・ワトキンス氏は「悪いニュースが出れば、投資家はそれをポジションを縮小させ市場から資金を若干シフトさせる理由にするかもしれない」と語った。

指標では、6日に発表される米サプライマネジメント協会(ISM)の8月非製造業景況感指数が注目されている。5日はレーバーデーの祝日で休場となる。

ロイター
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