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VWの排ガス不正に関与との主張は「事実無根」=独ボッシュ

2016年08月24日(水)12時34分

 8月23日、独自動車部品メーカーのボッシュは、同社が独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を認識しながら深く関与していたとの見方について、「突拍子もなく根拠がない」と主張した。写真はVWのロゴ。ロンドンで昨年11月撮影(2016年 ロイター/Suzanne Plunkett)

[23日 ロイター] - 独自動車部品メーカーのボッシュは、同社が独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を認識しながら深く関与していたとの見方について、「突拍子もなく根拠がない」と主張した。同社が22日遅く、サンフランシスコの連邦地裁に提出した書類で明らかになった。

排ガス不正を巡る訴訟で、対象となっているVW車所有者の弁護団が示した見解に対して反論した。

ボッシュは、VWなど大手自動車メーカー数社向けにエンジン制御装置などを生産する。VWにはソフトウエアと部品を納入したが、排ガスの量や燃料消費を調整するためにソフトをどう使うかは自動車会社に責任があるとの立場を表明している。

弁護団は、ボッシュはVWが米国での排ガス試験を回避し、規制当局を欺く手助けをしたと主張。これに対しボッシュは、原告の主張は事実無根で、一部は憶測に基づいていると述べた。

ボッシュへの申し立ては、大半の書類がVWによって機密扱いに指定されているため封印されたままになっている。

ロイター
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