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訂正:三菱・マツダ・富士重も追加リコール、タカタ製部品の不具合で

2015年05月22日(金)16時50分

 5月22日、三菱自動車、マツダ、富士重工業の3社が、タカタ<7312.T>製エアバッグ部品の欠陥問題により、新たに計約31万台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。写真は、タカタのロゴ、2014年11月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 22日 ロイター] - 三菱自動車<7211.T>、マツダ<7261.T>、富士重工業<7270.T>の3社が22日、タカタ<7312.T>製エアバッグ部品の欠陥問題により、新たに計約31万台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

三菱は国内で「ランサー」など約10万台をリコールした。2006年末までに製造されたエアバッグを膨らませる部品のインフレ―ター(ガス発生装置)に不具合がみつかったため。同様のインフレ―ターを使ったエアバッグ搭載車両は海外でも約41万2000台あり、各国ごとに今後リコールする見込みという。

マツダは国内で「アテンザ」など約11万台(訂正)、富士重も「インプレッサ」約9万1000台をそれぞれ国交省に届け出た。海外での販売分については両社とも精査中だ。

タカタ製エアバッグ問題をめぐっては、タカタおよび自動車メーカー各社が根本的な原因の特定に向けて調査を進めている。原因究明には至ってないが、各社が調査結果を受け、顧客の安全を第一に予防的措置としてリコールに踏み切っており、13日にトヨタ自動車<7203.T>と日産自動車<7201.T>、14日にはホンダ<7267.T>とダイハツ工業<7262.T>がそれぞれリコールの実施を発表した。

15日には太田昭宏・国交相が閣議後の会見で、まだ届け出をしていない他のメーカーに対して「同じ時期に生産された(問題の部品を採用している)エアバッグを搭載した車のリコールを検討するように指導する」との考えを示していた。

*マツダの台数を訂正しました。

(白木真紀、金昌蘭)

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