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米国株は小反発、テクノロジー分野のM&Aに期待

2015年03月28日(土)08時05分

 3月27日、米株は小幅ながら5営業日ぶりに反発。半導体分野のM&Aへの期待が相場を押し上げ、前日までの4日続落から持ち直した。写真はNY証券取引前のウォール街の道路標識。2013年5月8日撮影。(2015年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 27日 ロイター] - 27日の米国株式市場は小幅ながら5営業日ぶりに反発して取引を終えた。半導体分野の合併・買収(M&A)への期待が相場を押し上げ、前日までの4日続落から持ち直した。

ダウ工業株30種<.DJI>の終値は34.43ドル(0.19%)高の1万7712 .66ドルで取引を終えた。S&P総合500種<.SPX>は4.87ポイント(0.24%)高の2061.02、ナスダック総合指数<.IXIC>は27.86ポイント(0.57%)高の4891.22だった。

半導体大手のインテルが同業のアルテラを買収すると報じられ、インテルは6.4%値上がりした。アルテラは28.4%の急騰となった。これを受けて、フィラデルフィア半導体株指数<.SOX>は2.83%上昇した。

ヘルスケア関連も値上がりし、バイオテクノロジー株指数<.NBI>は1.91%上昇と前日までの4日続落から持ち直した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長はこの日、カリフォルニア州サンフランシスコでの講演で、FRBは金融政策の正常化を「真剣に考えている」と述べ、今年後半の利上げが妥当だとの見方を示したが、株式相場への影響は限定的だった。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が上げ1842で下げ1187(比率は1.55対1)だった。ナスダックは上げ1592で下げ1106(1.44対1)だった。

BATSグローバル・マーケッツによると、米取引所の合算出来高は約56億6000万株で今月の平均である67億8000万株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         17712.66(+34.43)

前営業日終値    17678.23(‐40.31)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         4891.22(+27.86)

前営業日終値    4863.36(‐13.16)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2061.02(+4.87)

前営業日終値    2056.15(‐4.90)

ロイター
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