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ユーロ売られドル上昇、ECB量的緩和の詳細公表で=NY市場

2015年03月06日(金)02時54分

 3月5日、中盤のニューヨーク市場はユーロが下げ、ドルは上昇した。写真はECBのドラギ総裁。ニコシアで5日撮影(2015年 ロイター/Yiannis Kourtoglou)

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 5日中盤のニューヨーク外為市場は、 欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和を9日に開始すると発表し、ユーロ/ドルが1.10ドル近辺まで下げる一方、ドルは主要通貨に対して上昇した。

ECBのドラギ総裁は理事会後の記者会見で、2015、16両年のユーロ圏の成長見通しを上方修正した上で、月600億ユーロの証券購入を9日から始めると明らかにした。利回りが中銀預金金利のマイナス0.20%よりも低い国債は避けるとした。ドラギ総裁の発言が非常にハト派的だったと捉える市場関係者もいた。

ユーロ/ドルは記者会見中に約11年半ぶりの安値となる1.1007ドルをつけた後、0.4%安の1.1034ドルで取引された。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時96.457と、2003年9月以来の高い数値をつけた後、0.46%上昇の96.408となった。

ドル/円は0.4%高の120.14円だった。

ロイター
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