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米ハーレー、四半期利益予想上回る 大統領が欧州関税に対抗方針
[23日 ロイター] - 米バイクメーカーのハーレーダビッドソン
全体の純利益は26.7%減の1億2790万ドル、バイクと関連製品の売上高は12.3%減の11億9000万ドルとおおむね予想と一致した。
諸項目を除く1株当たりの利益が0.98ドル、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均は0.65ドルだった。
総売上高の減少は続き、米売上高が4.2%、欧州では2.1%それぞれ減った。
トランプ氏は、ハーレーが本社を置くウィスコンシン州での演説を27日に控え、同社に対する欧州の扱いは「不公正」だったとツイッターに投稿。対抗措置も辞さない考えを示した。
スタイフェルのアナリストは「米バイク業界の先行きに対する慎重な見方を維持する」と述べた。
ハーレーによると、欧州を中心とする報復関税により、2019年に1億─1億2000万ドルのコストがかかるという。
マシュー・レバティッチ最高経営責任者(CEO)はトランプ氏の投稿に関する質問に対し、「当社にとって影響が大きいのは欧州連合(EU)の関税だ。EUが昨年6月に輸入関税を6%から31%に引き上げて以降、何も変わっていない」と述べた。
第1・四半期の出荷台数は5万8891台と8%減少したが、市場予想の5万4420台を上回った。通期の出荷見通しも21万7000─22万2000台と、市場予想の21万7840台を上回った。
*内容を追加しました。