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米金融大手2社、合意なき離脱なら一時NYに人員移転=関係筋
[ロンドン 18日 ロイター] - 金融大手の米ゴールドマン・サックス
こうした人員は英国とEUの間で規制の枠組みを巡る合意が得られた後、最終的には欧州に再配置され、欧州の顧客への対応に当たるとしている。
ゴールドマンとブラックロックはロンドンで合わせて1万人以上を雇用。関係筋は、両社ともファンドマネジャーの一時的な退避を余儀なくされるような無秩序なEU離脱(ブレグジット)は想定していないとしている。
ブラックロックの広報担当者はロイターの取材に対し、この件について直接言及しなかったものの、「ブラックロックはブレグジット後も顧客にサービスを提供し続けられるよう、欧州全域で免除、および許可を保有している」と電子メールで回答した。
ゴールドマンの資産運用事業、GSAMはロンドンで50人のマネジャーを雇用。関係筋によると、英国とEUが枠組みで合意するまでこの一部をニューヨークに移転させる。ただ最終的にはユーロ圏に再配置するとしている。
GSAMの広報担当者は「われわれは状況を注視しており、いかなる結果になろうと顧客にサービスを提供する用意を整えている」と述べた。
他の米資産運用大手も同様の計画を立てているかは現時点では不明。ロイターの取材に対し、ステート・ストリート、フィデリティ・インベスメンツ、ノーザントラストはコメントを控えている。