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仏ルノー、18年自動車販売台数は3.2%増 中国の新合弁事業が寄与

2019年01月18日(金)19時22分

[パリ 18日 ロイター] - 仏自動車大手ルノーは18日、2018年の自動車販売台数が3.2%増の388万台と過去最高となったと発表した。中国での新たな合弁事業が寄与した。19年も「小幅な増加」を見込んでいる。

中国の華晨中国汽車 (ブリリアンス・チャイナ)と設立した合弁会社の販売台数は16万6000台程度で、これを除くと昨年の全世界の販売台数は1.2%減だった。トルコ、イラン、中国、インドが不振だった。その一方で弱い欧州市場では0.5%増と健闘した。

18年の世界販売台数は、「プジョー」のPSAグループ(6.8%増の388万台)をわずか6530台の差で上回った。

販売部門責任者のOlivier Murguet氏は会見で「(2018年は)ほぼすべての地域で販売台数が伸びた。19年は小幅な増加を見込んでいる」と述べた。

2019年の欧州と世界全体の自動車市場は「安定的」と予想し、ロシアでは3%、ブラジルでは10%の伸びを見込んでいる。

Murguet氏によると、英国が欧州連合(EU)を合意なしで離脱する事態に備えて在庫を増やす計画はない。

「在庫を積み増すのはコスト高で近視眼的」と指摘し、「われわれは極めて実利的な販売アプローチをとり、極めて迅速に適応していく」と述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
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