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中国、全国版のネガティブリストを公布

2018年12月25日(火)18時50分

[北京 25日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会は25日、国内外の投資家が投資を制限・禁止される分野を特定した全国版の「ネガティブリスト」を公布した。市場の参入ルールをすべての投資家の間で統一することが狙い。

リストに掲載された151セクターのうち、投資が禁止されるのは4セクター。残りは政府の承認が必要になる。同委員会が83ページに及ぶ文書を会見で発表した。

リストに掲載されていないセクターは、すべての投資家が投資可能で、政府の承認を得る必要はない。

投資が禁止されるのは「不正融資」や「不正インターネット活動」など。政府の承認が必要になるのは鉱業、農業、製造業など。

リストは国内のすべての地域に適用され、国内外を問わず、すべてのタイプの投資家が対象になる。

中国政府は2016年、自由貿易区がある4省を対象としたネガティブリストの第1弾を試験的に公布。同リストは昨年、他の11省・都市にも適用された。

中国の貿易相手国は、中国政府に対し一段の市場開放に向けた具体策を講じるよう繰り返し求めている。

国家発展改革委員会の高官によると、今回のリストは、商務省が6月に発表した外資参入規制のネガティブリストとは異なる。

同高官は会見で「外資参入規制のネガティブリストに掲載されていない分野については、国内外のビジネスの平等という原則に従って監督する」と述べた。

同委員会の研究員はロイターに、中国市場への投資を検討している海外投資家は、まず外資参入規制のネガティブリストを参照する必要があると指摘。「同リストに掲載されていない場合は、全国版のネガティブリストを参照すればよい。どのような形の市場組織であれ、差別はされない」と述べた。

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ロイター
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