- HOME
- コラム
- 湯川鶴章のテクノロジーフィクション
- Metaが生成AIでMicrosoftと提携した理…
Metaが生成AIでMicrosoftと提携した理由
一般的に企業がオープンソースを推進する理由は3つある。1つは優秀な研究者を雇用するため。優秀な研究者にはオープンソース信望者が多いので、オープンソースを推進することで優秀な研究者を集めようという考えだ。事実、MetaのAI研究所のLeCun所長も、オープンソースの熱烈な支持者だ。
2つ目は、オープンソースにすると世界中の技術者が寄ってたかって改良してくれるので、セキュリティなどの機能が向上するから。MetaのCEOのマーク・ザッカーバーグ氏はYouTube上のインタビューで、オープンソースで公開した同社のサーバーソフトは、世界中の技術者が改良してくれたおかげで、セキュリティが大きく向上したと語っている。(情報ソース YouTube「Mark Zuckerberg: Future of AI at Meta, Facebook, Instagram, and WhatsApp | Lex Fridman Podcast 英語)
3つ目は、オープンソースのソフトを中心としたエコシステムが誕生し、影響力を行使できるようになるからだ。有名なオープンソースのエコシステムとしては、Googleが開発したスマートフォン基本ソフト「Android」がある。Google自体はAndroidで一銭も儲けていないが、AndroidのおかでGoogleはスマホ業界に圧倒的な影響力を持っている。
ザッカーバーグ氏も、インタビューの中で、オープンソースを推進する理由としてこの3つのポイントを挙げている。
特に3つ目のエコシステムの構築という理由に関して同氏は、Llama2がAIエージェントのエコシステムの中核になる可能性がある、と語っている。
AIエージェントは、ユーザーに代わって何らかのタスクを実行してくれるチャットボットで、対話型AIの次の進化とみなされている技術だ。
対話型AIの次の進化がエージェントだと考える人の間でも、1つのエージェントがありとあらゆるタスクをこなすようになるという考えと、1つのタスクに特化した無数のエージェントが誕生するという考えの2つの意見がある。
AppleとOpenAIの提携は何を意味するのか 2024.06.13
AIは今後も急速に進化する? 進化が減速し始めた? 2024.06.05
AI自体を製品にするな=サム・アルトマン氏からスタートアップへのアドバイス 2024.05.29
汎用AIが特化型モデルを不要に=サム・アルトマン氏最新インタビュー 2024.05.27
マーク・ザッカーバーグ氏インタビュー「なぜAIを無料公開するのか」 2024.05.14
AIエージェントの時代はどこまできているのか 2024.05.07
生成AIでネット広告はどう変わるのか 2024.04.25
-
プロダクトエンジニア「ポテンシャル採用/大手や外資系など3000社に導入/HR SaaS「ミキワメ」/港区虎ノ門/東京都/東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅から徒歩2分
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収400万円~550万円
- 正社員
-
ニッチ樹脂部品のプロダクトマネージャー/拡販~技術支援 英語活かせる ドイツ外資系部品メーカー
イグス株式会社
- 東京都
- 年収700万円~1,000万円
- 正社員
-
「アプリケーションエンジニア」産業用自動化機器の技術サポート/業界シェアトップのドイツ系外資メーカー
イグス株式会社
- 東京都
- 年収600万円~900万円
- 正社員
-
「ITサポート」外資系企業のIT課題を解決
シスアミック株式会社
- 東京都
- 月給25万円~50万円
- 正社員






