日米韓の三角関係を動かすか 李在明大統領「訪日先行」の戦略
在韓米軍基地の所有権を言い出したトランプ
李在明の訪米前の日韓首脳会談は石破にとっても朗報だったに違いない。トランプの日本に対する好意は故・安倍晋三元首相への信頼であり、石破はトランプ大統領との関係構築には至っていない。加えて李在明と同様、石破にも親しい外国首脳はいないのが現状だ。
李在明からトランプに向けた日米韓連携の提案は、3カ国首脳の関係構築にもプラスとなる。従来、被害者の立場を強調してきた韓国大統領が発する良好な日韓関係は説得力があり、石破とトランプの関係構築にも寄与する可能性がある。
トランプ政権はこれまで在韓米軍の縮小や駐留費の韓国負担の増額を求めてきたが、今回の会談では駐留費に触れることはなく、その代わりに在韓米軍基地の敷地所有権に言及した。日本は在日米軍に使用権を供与しているが、韓国は米軍に対し使用権に加えて行政権と統治権も提供している。トランプはそれに加えて所有権についても触れたのだ。一過性の話題にとどまればいいが、今後新たな米韓関係の火種になりかねないと、李在明政権側は警戒している。
北朝鮮問題については日韓首脳会談ではこれまで通り、北朝鮮の非核化に向けた連携と拉致問題の解決に向けた協力で合意したが、米韓首脳会談では米朝会談も議題となった。
トランプが金正恩(キム・ジョンウン)総書記との首脳会談を年内にも実施したいと述べると、李在明は10月に韓国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)での対談を提案した。だが、金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長が韓国との対話を否定しており、仮に金正恩が米朝会談に応じても韓国の関与を拒否するものとみられ、実現の可能性は低い。
親しい首脳がいない李在明と石破。他国首脳との親交に消極的なトランプ政権への対策は相互依存といえそうだ。日韓首脳会談で、李在明は「いつにも増して協力関係を強化しなければならない」と述べ、石破は就任後の最初の2国間訪問で日本を訪れた李在明を「大変心強い」と歓迎したが、それは案外、本音だったのかもしれない。
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