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独総合PMI、10月53.8で2年半ぶり高水準 サービス好調

2025年10月24日(金)17時18分

 S&Pグローバルがまとめた10月のドイツのHCOB購買担当者景気指数(PMI)速報値は、サービス業の好調が寄与し、約2年半ぶりの高水準となった。写真はベルリンの建物とテレビ塔。8月17日、ベルリンで撮影(2025年 ロイター/Annegret Hilse)

[ベルリン 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた10月のドイツのHCOB購買担当者景気指数(PMI)速報値は、サービス業の好調が寄与し、約2年半ぶりの高水準となった。

総合PMIは53.8と2023年5月以来の高水準。好不況の分かれ目である50を5カ月連続で上回った。9月は52.0、アナリスト予想は51.5だった。

サービスPMIは51.5から54.5に上昇し2年超ぶりの高水準となった。

製造業PMIは49.5から49.6に小幅改善したが、引き続き50を下回った。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、第4・四半期の滑り出しは予想外に上々だと述べたが、サービス、製造業ともに先行きの見通しが前月に比べて慎重になっており、経済はなお脆弱との見方を示した。

調査によると、国内経済の低迷、地政学的緊張、高コストに対する懸念が向こう1年の見通しを下押しした。

雇用は緩やかながら17カ月連続で減少。2008─10年の金融危機以降で最長となった。

ロイター
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