「私はプーチンを好かない!」遂にキレたトランプ...「友情」の決裂はウクライナを救うのか?
Russia Not Worried
ウクライナ側が最も知りたい喫緊の問題についても混乱がある。
どのような武器が、いつ、どれだけ提供されるのかだ。武器供与の再開がウクライナにとって朗報なのは事実だが、詳細が不明なままでは安心できない。
マーケットの判断は?
7月14日にはドイツのボリス・ピストリウス国防相が、ウクライナのために1基約10億ドルのパトリオットを2基購入する計画だと発表した。
またウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によれば、ノルウェーも1基分の代金を払う意思を表明しているが、ウクライナにはさらに数基が必要だという。
もちろんパトリオットで発射する迎撃ミサイルの在庫も足りていない。だがウクライナの要望が完全に満たされる保証はどこにもなく、MAGA派の閣僚や政府職員が売却手続きを妨害し、遅らせる可能性も排除できない。
前出の元欧州軍司令官ホッジスに言わせれば、トランプの政策決定は基本的にその場しのぎだ。