ブタと盲目のチワワに芽生えた「やさしい絆」にSNSが涙

しかもこれは一度きりの行動ではない。オクラホマ在住の飼い主は、SNSにメープルがチワワと寄り添う動画をたびたび投稿しており、2匹はいつも一緒に犬用ベッドで昼寝をしている。ベッドは大型のブタにはとても小さいが、メープルはそれでも何とか収まってしまうのだ。

一見不思議に思えるこの絆だが、ブタは本来、家族のような小さなグループに属することを好むという。アメリカ人道協会によると、ブタは1〜6頭程度の雌ブタとその子どもたちからなる「小さな母系集団」が最も適しているとされている。

さらに、ブタは脳が発達しており、周囲の世界に対して強い好奇心を持つ。人道協会によれば、経験から学び、新しい情報を記憶と組み合わせることもできる。

つまり、ブタは非常に複雑な感情を持つ動物であり、周囲の物理的・社会的環境に強く影響されるという。そして、仲間とともにある環境では特にその能力を発揮する。たとえその仲間が他のブタではなく、高齢のチワワだったとしても、まったく問題ない。