電光石火でイラン上空の制空権を奪取! 装備と戦略と情報工作、すべてで圧倒し勝敗を決したイスラエル空軍
How Israel's air force compares as IDF claims "air superiority" over Iran
イスラエルの報道によると、イスラエル空軍に道を開いたのは、イラン国内に潜入したイスラエル諜報特務庁(モサド)の工作員だ。イランで秘密のドローン基地を構築し、イランの弾道ミサイル発射装置を攻撃。さらに密輸した武器で防空システムも破壊して空軍機の進入路を確保した。イラン中央部では特殊部隊が対空砲拠点を破壊したとされる。
昨年の攻撃でイランの長距離防空網を破壊しておいたことも功を奏したと、ブロンクは言う。
イランは2024年にイスラエルに対して2度大規模な攻撃を行っている。初回は4月で、初めてイラン本土から直接、300発超のミサイルとドローンを発射。10月にも空爆を試みた。
これに対しイスラエルは4月、中央部のイスファハン周辺でロシア製S-300防空システムの一部を破壊し、10月には残りも一掃したと発表している。
その結果、イランはイスラエルの追加攻撃やF-35の侵入に「脆弱になった」と、元アメリカ大使で現在アトランティック・カウンシル所属のダニエル・シャピロは言う。短期間でこれらを補うことはできないという。