円安でも無問題!ゴールデンウィークに行きたい「コスパ最高」な海外旅行先は?

2025年4月9日(水)11時53分
前林広樹(ライター) *DIAMOND Onlineからの転載

予算15万円~ベトナム・ホーチミン

続いて、ベトナム最大の都市・ホーチミンもコスパがいい旅先といえるだろう。モデルプランは3泊4日で、航空券は乗り継ぎ便が7万~9万円ほど、直行便は7万~11万円ほど。滞在費はエコノミーホテルなら5万円前後が目安となる。

かつてフランス領インドシナ、南ベトナムの首都でサイゴンと呼ばれていたこの都市は、植民地時代に作られた教会やオペラハウスなど歴史的建築物が数多く残っている。そして今年の4月30日は、ベトナム戦争の終結を告げたサイゴン陥落から50年を迎える記念日。市内では祝賀飛行や軍事パレードなどが予定されており、貴重な一日を経験できるだろう。


何より、グルメも魅力だ。中国やフランスの影響から、飯も麺もパンも美味しい。脂っこくなくハーブの爽やかな香りが特徴だ。実はベトナムは地域ごとに料理が大きく異なり、各地に名物料理が存在する。南部のホーチミンは、生春巻きやパインセオ(お好み焼きに似ている)、ベトナムコーヒーなどの本場だ。市内の名店では、日本の半額以下でお腹いっぱい食べられる。

昔ながらの市場と近代的なショッピングモールが混在し、おみやげを買う場所にも困らない。自然を楽しみたい人は、日帰りでメコン川のクルーズツアーがおすすめだ。

ホテルの値段は全体的に安く、欧米系有名ブランドの高級ホテルに割安で泊まることができる。もちろん、ホテル・マジェスティック・サイゴンなど地場の老舗の最高級ホテルもいいだろう。このホテルは、作家・開高健が滞在していたことでも知られる。

旅行はシティ派で、グルメも観光も買い物も、思う存分に楽しみたい人にぴったりだ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米新規失業保険申請1.8万件増の24.1万件、2カ

ワールド

米・ウクライナ鉱物協定「完全な経済協力」、対ロ交渉

ビジネス

トムソン・ロイター、25年ガイダンスを再確認 第1

ワールド

3日に予定の米イラン第4回核協議、来週まで延期の公
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 6
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 10
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中