最新記事
野生動物

フロントガラスを割る勢い... 大挙して押し寄せたカモメがなんとしても食べたかったのは?

2023年6月13日(火)20時20分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
カモメ

(写真はイメージです) GAPS-iStock

<その衝撃的な映像にアルフレッド・ヒッチコック監督の名作ホラー映画『鳥』を思い浮かべたユーザーも>

【動画】フロントガラスに何度激突してもフライドポテトを諦めない貪欲なカモメたち

お腹を空かせたカモメたちの必死な姿を至近距離で捉えた映像が、TikTok上で再生され続けている。

マリア・サンディン(@mariasandiiin)が4月に公開した動画は、13日までに110万件以上の「いいね」を獲得。視聴したユーザーの多くがカモメたちの狂気に圧倒されている。

車の中から撮影された17秒にわたる動画はのっけから騒々しさ全開だ。

映像が始まると、フロントガラス越しに無数のカモメの姿が確認できる。次々と飛来する彼らの狙いはもちろん、ダッシュボードに堂々と並べて置かれた2つのマックフライポテトだ。

カモメたちは勢いよくポテトを奪取しようと試みるもフロントガラスにぶち当たり、食欲を満たすことができないでいる。それでも諦めずに羽をばたつかせたり、嘴でガラスをつついたりして躍起になっている様子を見て、撮影する女性も一層大きな笑い声を上げた。

コメント欄には、アルフレッド・ヒッチコック監督の名作ホラー映画『鳥』(1963年)のワンシーンを思い浮かべたというユーザーもいた。

2019年のユタ州立大学の研究によると、アメリカで鳥(オウムを除く)が人間を襲う事件は毎年およそ1500件にも及ぶという。

カモメが人間を襲うのは多くの場合、子供を守るためで、オスもメスも巣に近づく者に激しく襲い掛かる。もう一つの理由は空腹だ。ニュージャージー州を拠点に活動する非営利団体「セーブ・コースタル・ワイルドライフ」によると、カモメの成鳥は1日に体重の20パーセントもの量の餌を必要とするという。

ニューズウィーク日本版 関税の歴史学
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年5月27日号(5月20日発売)は「関税の歴史学」特集。アメリカ史が語る「関税と恐慌」の連鎖反応――歴史の教訓にトランプと世界が学ぶとき

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


試写会
『おばあちゃんと僕の約束』トークイベント付き特別試写会 5組10名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

対アップル関税は韓国サムスンなどにも適用=トランプ

ワールド

ロシア、捕虜交換完了後に和平条件を提示する用意=外

ビジネス

米新築住宅販売、4月10.9%増で22年以来の高水

ビジネス

米企業、投入コスト・販売価格の上昇予想=セントルイ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:関税の歴史学
特集:関税の歴史学
2025年5月27日号(5/20発売)

アメリカ史が語る「関税と恐慌」の連鎖反応。歴史の教訓にトランプと世界が学ぶとき

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 2
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界の生産量の70%以上を占める国はどこ?
  • 3
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 4
    「娘の眼球がこぼれ落ちてる!」見守りカメラに映っ…
  • 5
    空と海から「挟み撃ち」の瞬間...ウクライナが黒海の…
  • 6
    デンゼル・ワシントンを激怒させたカメラマンの「非…
  • 7
    「そっと触れただけなのに...」客席乗務員から「辱め…
  • 8
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 9
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 10
    【クイズ】PCやスマホに不可欠...「リチウム」の埋蔵…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドローン母船」の残念な欠点
  • 4
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 5
    コストコが「あの商品」に販売制限...消費者が殺到し…
  • 6
    ワニの囲いに侵入した男性...「猛攻」を受け「絶叫」…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「太陽光発電」を導入している国…
  • 8
    「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファ…
  • 9
    中ロが触手を伸ばす米領アリューシャン列島で「次の…
  • 10
    人間に近い汎用人工知能(AGI)で中国は米国を既に抜…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山…
  • 5
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中