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わが子にアレルギーがあっても、罪悪感を持たないで...「免疫細胞のストレス」になっていた環境の変化とは

ALLERGY Q&A

2023年6月10日(土)20時00分
メレディス・ウルフ・シザー(本誌記者)

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私たちは70年以上前には存在しなかった物質に日々触れて、食べ物も大きく変わったと説くマクフェール SD STUDIO

──一方で、アレルゲンにさらされると免疫系がますます過敏に反応するという考え方もある。

難しいところだ。免疫療法では微量のアレルゲンを体内に入れて、数カ月から数年かけて徐々に量を増やしながら耐性を誘導する。ただし、誰にでも効果があるわけではない。特に呼吸器系アレルギーの免疫療法は予測が難しい。さらに、耐性を維持するために必要な量を定期的に投与しなければならない。

──ペットにもアレルギーがあるという。

分かっている限りで、「野生」動物がアレルギーを発症することはない。私たちと一緒に暮らしている動物だけだ。

──近年はあなたの環境アレルギーも悪化しているか。

もちろん。ここ1、2年は花粉の量が多くなり、飛散時期が長期化し、かゆみや息のあえぎ、くしゃみが確実に増えている。私は本格的なシーズンに入る前から薬を飲み始め、外で長く過ごしたときは帰宅後すぐにシャワーを浴びる。

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