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最初の兆候は軽い喋りづらさ...平均余命1~3年とされても鉄人レースを完走した男性

Completing an Ironman with ALS

2021年11月17日(水)18時06分
カイル・ブラウン(米ユタ州在住のトライアスリート)

ジョン・ブレースがALSを患いながらアイアンマンに出場したのは05年。医師は「ゴールラインを転がって越えるしかない」と言った。だが、彼は完走した。地面に横たわり、転がってゴールした。

私はALSと診断された後、彼の家族と大会の主催者に連絡を取った。ブレースのゼッケン179番は永久欠番になっていたが、主催者は私が着けることを許可してくれた。ゴールラインにたどり着くと、私は体を横たえ、転がった。

今は小さな目標を立て、日々を明るく過ごすようにしている。近々、息子と一緒に旅行に行く予定だし、コンサートや家族旅行の計画もある。

最近、ALSで亡くなった人の葬儀代を集める活動をしていた高校生グループと話をした。私は、彼らが遺族に与える影響について話した。彼らはこの活動を忘れないだろうし、それが未来を変えることになる。私もこの人生を終えるとき、ポジティブな変化をもたらすつもりだ。

(筆者は9月18日、アイアンマン70.3世界選手権に出場。5時間38分35秒で完走した)

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