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イギリス原発計画、メイ首相が最終決定先延ばし 中国の出資を懸念か

2016年8月1日(月)10時12分

 7月30日、メイ英首相は、サマセット州ヒンクリーポイントの原発新設計画について、プロジェクトの最終決定を遅らせる方針を明らかにした。メイ首相、ベルリンで先月撮影(2016年 ロイター/Stefanie Loos)

メイ英首相は、サマセット州ヒンクリーポイントの原発新設計画について、プロジェクトの最終決定を遅らせる方針を明らかにした。関係筋などによると、中国の出資に伴う安全保障上の懸念が背景にあるという。

原発新設はフランス電力(EDF)が実施し、中国国有の中国広核集団(CGN)も一部出資する予定。海外からの投資受け入れへの積極姿勢をアピールするため、キャメロン前首相が推進していた。

メイ政権は29日、調印式の数時間前というタイミングで、プロジェクト再検討を表明した。インフラ計画やエネルギー供給、海外投資への英国の姿勢が今後変わるのではないかとの懸念が広がっている。

中国広核集団は30日、英新政権の判断を尊重すると表明した。

英政府は今秋をめどに、プロジェクトの可否を最終決定する方針。



[ロンドン 30日 ロイター]


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